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ACTIVITY
REPORT

日本の学校に所属していない若者のための多様な

特性に応じた日本語教室および相談窓口

2022年4月〜2023年9月

赤い羽根「外国にルーツがある人々への支援活動応援助成

(第3回)」から資金をいただき、下記活動を実施しました。

【1】在日ブラジル学校に通う生徒を対象とした日本語教室および相談支援

  • 活動拠点(mapaハウス)の開設

  • 活動プログラムの実施(日本語教室、交流会、デザインワークショップなど)...週1回

  • 社会見学/体験会(えんそく)の実施...月1回

  • 在日ブラジル学校での出張授業(日本語、キャリア教育)

  • 個別の進路相談

【2】不登校・不就学の子を対象とした日本語教室

  • 活動拠点(mapaハウス)の開設

  • 活動プログラムの実施(日本語教室、交流会、デザインワークショップなど)...週1回

  • 社会見学/体験会(えんそく)の実施...月1回

  • 在日ブラジル学校での出張授業(日本語、キャリア教育)

  • 個別の進路相談

活動の成果

① 在日ブラジル学校との連携強化

学校との信頼関係を築くことによって、アウトリーチ活動(被支援者へのアプローチ)ができるようになりました。

② 当事者理解の深化

特に在日ブラジル学校において、さまざまな若者の声を聞くことによって、彼らの価値観や不安感を深く理解することができました。

③ 若者を対象とした日本語教室の実践力向上

外国にルーツをもつ思春期の若者たちに、日本文化・社会に対する興味も喚起しながら言語を教えるという教育実践を積むことができました。

④ 日本語教室の新設(愛知県内2ヶ所)

外国籍住民の人口が多い割に日本語教室の数が少ない愛知県において、新しい教室を2つ開設し、最も運営が難しい最初の半年〜1年を乗り切ることができました。

⑤ 高校生世代のボランティア人材の発掘とコミュニティ形成

特に名古屋市におけるカフェにおいて、高校生世代の若者を中心としたボランティアメンバーで教室のあり方や運営方法を議論することができ、学外サークルのような活動を継続させることができました。

今後の課題と取り組み

✅ バイリンガル人材の育成

イベント等の企画・広報、関係機関との調整、被支援者および支援ボランティアの管理等を担うスタッフの育成に力を入れます。

✅ 日本の公立学校や公共施設との連携強化

在日ブラジル学校だけでなく日本の各種機関とも連携し、幅広くアウトリーチ活動を展開できるよう努めます。

✅ 若者を対象にした日本語教材の開発

若者向けの日本語教材は、日本の学校教育に適応するためのものがほとんどであるため、それ以外のニーズをもつ若者を想定した教材を別途作成します。

本プロジェクトを資金面で支えてくださった皆様に、心から感謝申し上げます。

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