虐待関係の行間を読み取る

2019.08.04

Voices

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このようなテーマに触れるのは簡単なことではない、特にそれが初めての記事ならなおのことだ。しかし、モデルや女優、実業家としてだけではなくブラジルでDV撲滅活動家として有名なルイザ・ブルネット氏のパネルトークを間近で聞くことができたならこの機を逃すわけにはいかない。活動家として有名であるだけではなく強く勇気があり自分もDV被害にあったことを2016年に公表し、それをきっかけにブラジルで女性に対する暴力を撲滅する活動を推し進めることになり、今では世界を回り女性たちにこのテーマに対する啓蒙活動をしている。彼女自身も幼い頃に、暴力を受けながらも立ち上がり女手一つで子供を育てた母親を見たことが大きな原動力となったと語っている。

イベントに登壇した女性たち

ブラジルにあるNGOであるブラジル公安フォーラム(FBSP) が同国のダータフォリャ研究所(Datafolha)に依頼し、ブラジルでの女性に対する暴力の影響を調べたところ:

・去年、160万人の女性が傷害もしくは絞殺未遂を伴う暴力を受けとされている

・2200万人(37.1%)のブラジル人女性が何かしらのハラスメントを受けたとされている。

・42%の暴力行為は家庭内で起き、そのうち半数以上(52%)の女性は通報したり助けを求めたりしないことがわかった。

・国連の調べによると、全世界の女性の10人に7人が暴力を受けたことがある、もしくは将来的に受けるという結果が出ている。

・女性に対する暴力が子供に与える影響も大きい。パートナーによって何かしらの暴力を受ける女性を家庭内で見た子供は、それはその暴力を目撃したこと、もしくは自分が暴力を受けることによって、その成長過程で行動や精神になにかしらの悪影響を受けるとされている。(引用:compromisso e atitude lei maria da penha

イベントに参加した人たち

テスト小見出し

ルイザが日本に滞在したのは数日だったが、伝えるべきことを伝えていった、今度は私たちがそれをより一層多くの人に伝える番である。女性に対する暴力を暗闇や静寂から明るみに出し、DVで苦しんでいる女性たちの尊厳と安心を取り戻さなければならい。

虐待関係の例は少なくないが、大半がその恐怖に支配され、制御できない問題ごとが起きた際のはけ口に自分がなることを受け入れてしまっている。多くの女性が世界中で今もフェミサイドで苦しんでいる。

「フェミサイド」は女性を標的にした殺傷、もしくは殺傷へと誘発するすべての犯罪のことをいます。モラルハラスメントのような言葉による精神的な暴力、セクシャルハラスメントやドメスティックバイオレンスのような肉体的な暴力もそれに含まれます。世界保健機関(WHO)の基準ではフェミサイドとは、女性という「性」であるというだけで殺害や暴力の標的にする犯罪全てを指していいます。

ここ日本だろうが、ブラジルでだろうが、どこだろうと関係ない、周りの人の中には想像を絶する虐待や暴力を受けながらそれをいつも言い訳をしながら隠し通している女性たちがいる。

虐待や暴力を明るみに出すことでより一層ひどい仕打ちをパートナーから受けることへの恐怖のため隠したり、一人では解決できないという絶望のため隠したり、希望がなかったり、自分自身への愛がなかったりするため隠してしまう。

それぞれのケースに個人的な理由があり、一つとして同じことが起点となってDVが起こるわけではない。しかし、残念ながらほとんどのケース同じような末路を辿ってしまう。

分析してみると、ほとんどの暴力的な行為は親子のコミュニケーション不足や指導不足、または人権を無視したり他者を尊重しないことがきっかけで起きてしまう。

BBCブラジルの取材に応じたFBSPの理事、サミラ・ブエノ氏はこう答えました「問題の根源は文化的なものです。暴力を振るった者に対する法的罰則は存在しますが、罰則そのものは問題の解決策ではありません。女性自身が教育や予防策を通して社会的・文化的価値観を変えることが可能だと示さなければこの問題は解決できません。母親に暴力を振るう父親を見て育った少年は将来的に自分の奥さんにも暴力を振るいます。家庭内で性的な虐待を受ける少女は、それが虐待だとも気づかないで、学校でそういった話題を聞いて始めて自分が被害者だと気が付つくのです。」

テスト小見出し

日本では、被害者女性はまず警察と各市区町村の女性相談センターに助けを求めるべきです。

家庭内の問題が関わっているせいで多くの場合、警察が介入するのは最初のうちは難しいこともあります。そのため警察は被害届を出すことを勧めるのが普通です。

女性センターへの通報や警察への被害届の提出はその暴力行為を正式に案件化することになり、それらのものは最終的に被害者保護のために家庭裁判所へ提出されることにつながります。(引用:alternativa online